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スイッチの録画に!実況・配信におすすめの動画キャプチャーボード2つ

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)本体やスプラトゥーン2などのソフトを買ったのをきっかけに、こんなことを思っているかた向けの記事です。

  • Youtube、ニコニコ動画でゲーム実況をしてみたい!
  • ゲーム動画で収益をゲットできるかチャレンジしてみたい!
  • でも、どんな動画キャプチャーボードを買えばいいかわからない!

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)などのゲーム動画を録画するのに必要な『キャプチャーボード』はそこそこ値段がします。それに、使っている人もそれほど多くありません。

だから、これまでゲーム動画を投稿したことがなければ、『キャプチャボードの使い方がいまいち想像がつかない』『高いものだし、買って損したらどうしよう?』と考えるかもしれません。

でも、ご安心ください。録画方法は意外と簡単です。それに、購入にあたって注意すべき点さえ抑えておけば買って損することもありません

この記事では、おもにニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)でゲーム動画を録画したい方向けに、『キャプチャーボード』購入にあたって注意しておくべき点、そしてそれを踏まえておすすめできるキャプチャーボードを紹介します。

これから、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)のゲーム動画を配信したいと考えているかたは参考にしてみてください。

ただ安いだけのものを買ったり、不要なもの買うと損するので注意!

NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)のゲーム実況用キャプチャーボードを買う際の注意事項

NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)本体の機能でも30秒は録画できる!

©Nintendo

【追記】

アップデートで、「キャプチャーボタン」を長押しすると、動画が撮れるようになりました。録画時間は最大で30秒。また、録画できるのは一部ソフトに限られます(※)。有名どころのソフトはカバーされていますので、ごく短い時間の動画でいいなら、このキャプチャ機能でOKだと思います。

【録画機能対応ソフト】

  • ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
  • マリカー8 デラックス
  • ARMS
  • スプラトゥーン2
  • スーパーマリオオデッセイ

 

ただ、ニンテンドースイッチ本体の録画機能は、あくまでも30秒しか対応していないので、

  • 「実況をつけてYoutube、ニコニコに投稿したい!」
  • 「スプラトゥーン2やスーパーマリオオデッセイなどの有名ソフト以外の、録画未対応ソフトのゲーム実況動画を撮って配信したい!」
  • 「30秒じゃ満足できない!がっつり録画したい!」

というかたは、動画を録画するための『キャプチャーボード』を購入する必要があります

 

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)と録画機器『キャプチャーボード』の繋ぎ方

©Nintendo / ©Sknet corporation

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)で動画を録画するには、上の画像のようにニンテンドースイッチ、キャプチャボード、PCを繋ぎます。

見て分かるとおり、接続はかなり簡単です。繋ぎ方で迷うことはまずないと思います。注意点としては、ニンテンドースイッチ⇔キャプチャーボード間の接続はHDMIであることくらいです。

 

ニンテンドースイッチのゲーム実況/配信に必要なキャプチャーボードの機能

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)でスプラトゥーン2などを録画してゲーム実況をするのに必要な機能は3つあります。

ニンテンドースイッチのゲーム実況に必要な機能

  1. 【必須】HDMI接続
  2. 【ほぼ必須】パススルー出力
  3. 【生放送・ライブ配信するなら】ソフトウェアエンコード

これから上記の各項目を、1つずつ簡単に紹介します。

【必須機能】HDMI接続

ニンテンドースイッチ⇔キャプチャボードを繋ぐ線の形式はHDMI接続のみ対応しています。コンポーネント端子にしか対応していないキャプチャーボードでは録画できません。

古いキャプチャボードや、数年前に流行った激安キャプチャーボードはコンポーネント端子にしか対応していないものがあります。これらはニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の録画には使用できません。

(参考)コンポーネント端子

 

【ほぼ必須機能】パススルー出力機能

パススルー出力機能とはゲーム画面をPCだけでなくTVにも出力する機能です。このパススルー出力機能を使う際は、下図のようにキャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで繋ぎます。

©AVerMedia Technologies Inc. 

では、なぜこの機能が必要なのかを一言で言うと『タイムラグ対策』です

キャプチャボードは、上手のようにゲーム機とPCの間に挟んで使います。そして、プレイヤーが操作すると同時に、PCとキャプチャーボードはゲーム画面をリアルタイムで加工して録画します。同時にPCにゲーム画面を出力します。

動画を加工したり保存したことがあるならわかると思いますが、動画というのは非常にデータ量が大きいです。それをリアルタイムで加工しているので、よほどPCのスペックが高くない限り、PCに映るゲーム画面とコントローラーによる操作との間にはタイムラグが生じます。

タイムラグはゲームをプレイする際かなりのストレスになります。

パスルルー出力機能があれば、TV画面には通常通り、操作との間にラグが無い状態でゲーム画面が出力されます(TV側は加工せずそのまま出力・PC側は加工して出力と出力先をわけてラグをなくす機能です)。

このため、タイムラグ無くプレイしたければパススルー出力機能は必須となります。

 

【生放送・ライブ配信するなら必要な機能】ソフトウェアエンコード

3つめの要素、ソフトウェアエンコードは生放送(ライブ配信)する場合に必要です。では、このソフトウェアエンコードとは何かを簡単に説明します。

ただ、これを知るにあたり、動画キャプチャを使った録画の仕組みをざっくりと知っておかないといけません。簡単にまとめたのでさくっと読んでみて下さい。

■動画キャプチャの録画の仕組み

  1. ゲームの動画をキャプチャボードで加工する。
  2. 上のキャプチャボードで加工したままのデータではデータ量が大きすぎるので、データを圧縮(エンコード)する。
  3. 圧縮した録画データをPCに保存する。

この中の2番、データ圧縮をPCで行うことをソフトウェアエンコードといいます。反対に、キャプチャボードでするものをハードウェアエンコードといいます。

ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードのメリットデメリットは次の通りです。

ソフトウェアエンコード

【メリット】PCでのゲーム画面⇔実際のプレイ操作間でのタイムラグが少ない

【デメリット】PC側でエンコード(データ圧縮)するので、高画質の動画を撮る場合PCにも相応のスペックが要求される(※)。

※Youtubeでの再生画質である720p/30fpsや460p/30fpsであればよっぽど低スペックのPCでなければ大丈夫です。

ハードウェアエンコード

【メリット】データ圧縮(エンコード)をキャプチャーボードで行うのでPCのスペックがあまりよくなくてもゲーム動画の録画ができる。

【デメリット】キャプチャーボードでエンコード(圧縮)までするので、PCにデータが送られてくるまでに時間がかかる。結果としてタイムラグがかなり発生します。

それぞれ特徴はあるが、生放送・ライブ配信するなら画面と音声や操作にタイムラグがあると話にならないのでソフトウェアエンコードのキャプチャーボード一択です逆に、生放送・ライブ配信する可能性がゼロなら、ハードウェアエンコードのものでも大丈夫です(音声⇔画面のラグは編集で直そうと思えば直せます)。

なお、生放送・ライブ配信するかわからないなら、とりあえずソフトウェアエンコードのものを選んでおけば無難です。

 

ニンテンドースイッチのゲーム動画の録画に必要な機能まとめ

ここまでで、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)のゲーム実況に必要な3つの機能を紹介しました。

ニンテンドースイッチのゲーム実況に必要な機能

  1. 【必須】HDMI接続
  2. 【ほぼ必須】パススルー出力
  3. 【生放送・ライブ配信するなら】ソフトウェアエンコード

ここまでで紹介したように、全ての機能が必須と言うわけではありません。ただ、どうせ買うなら全て備えているほうがベターです。

ここから、今まで紹介してきた内容を踏まえてニンテンドースイッチのゲーム動画を録画するにあたり、

  • 買ってはいけないキャプチャボード
  • おすすめのキャプチャーボード

を紹介していきます。

ニンテンドースイッチのゲーム動画が録画可能 / 録画不可能なキャプチャーボード

録画不可能なキャプチャーボード【GV-USB2】

数年前、大流行したキャプチャーボードです。数千円台と、キャプチャーボードにしてはとにかく安い。が、HDMI接続ができないので、ニンテンドースイッチの動画キャプチャには使えません。

 

スイッチの動画を録画可能なキャプチャーボード【MonsterX U3.0R】【GC550】

次に、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の動画を録画するのにおすすめのキャプチャーボードを2つ紹介します。

どちらもこれまで紹介してきた3つの必要機能『HDMI接続』『パススルー出力機能』『ソフトウェアエンコード』に対応しています。

2つの違いとしては、GC550のほうが高機能ということがあげられます(もちろん、その分値段は若干高いです)。2つのキャプチャーボードの大きな違いは次の3つです。

GC550とMonsterX U3.0Rの違い

  • コンポーネント端子の有無(赤緑青の線。WiiとPS3の録画に必要)
  • 専用の録画ソフトが使いやすいかどうか
  • ハードウェアエンコードにも対応しているか

GC550はコンポーネント端子も備えており、ソフトウェアエンコード・ハードウェアエンコードどちらでも使えます。また、MonsterX U3.0Rの録画ソフトはかなり使いにくいです(※)。

※GC550と違い、MonsterX U3.0Rの付属録画ソフトはゲームの音と実況の声を同時に録音する機能がないのでBandicam[バンディカム]などのキャプチャソフトを導入するとよいです。Bandicamはとにかく操作が簡単なので初心者向けです。

Bandicamには無料版と製品版があります。無料版は『①連続録画時間が10分まで ②Bandicamのロゴが動画内に入る』という制限がありますが、機能は全て使えるのでとりあえずこちらを利用して使い勝手を試してみればいいと思います。

 

このため、次のようなかたはGC550がおすすめです

  • コンポーネント端子で接続するWiiやPS3のゲーム実況もするかも
  • 録画ソフトは使いやすいものがいい!
  • PCスペックが少し不安

 

逆に次のようなかたにはMonsterX U3.0Rがあっていると思います。

  • ニンテンドースイッチの実況ができればOK。
  • 録画は多少手間がかかっても安いものがいい!

 

お好みに合わせてどうぞ。

 

 

(参考)コンポーネント端子が必要なハード

  • PlayStation 3
  • PlayStation 2
  • Wii

※GC550はPlayStation 3専用接続線を同梱しています

 

がっつりゲーム実況動画を配信したい人におすすめのキャプチャーボード『GC550』の特徴

GC550はMonsterX U3.0Rより値段は高いものの多機能です。また、パススルー出力機能を使わなくても操作⇔画面間でほぼラグがでません。

今後ゲーム実況でいろいろ試したいことがあるならこれがおすすめです。とりあえず、ほぼなんでもできます。



※ゲームの周辺機器を買うときにドスパラはあまり利用しない人もいると思いますが、キャプチャボードについてはPCの周辺機器という扱いなのでPCショップのドスパラはかなり強いです。ただ、GC550については、調べたところAmazonもなかなかお得でした。

■GC550についてより詳しく知りたい方はこちら
>>キャプチャーボードGC550の特徴と使い方・配信の流れを解説

 

お安くゲーム実況動画を配信したい人におすすめのキャプチャーボード『MonsterX U3.0R』の特徴

MonsterX U3.0Rの場合、ゲーム画面をTVに出力するパススルー出力機能を使わないと、操作と画面の間にすこしラグが出ます。ただ、ちょっと気になる程度で耐えられないほどのラグではありません。また、パススルー機能を使えば当然問題はありません。機能より値段優先で、最低限の機能があればOKならこれがおすすめです。

■MonsterX U3.0Rについてより詳しく知りたい方はこちら
>>キャプチャーボードMonsterX U3.0Rの特徴と使い方解説

 

2つの動画キャプチャーボードについて補足

紹介したキャプチャーボードは2つともPCとの接続方式は『USB3.0』です。PCの接続口が『USB2.0』しかない場合は接続できないので要注意です。

 

(参考)USB3.0かどうかの確認方法

USB接続規格を確認する方法として、一番簡単なのは、PCのUSB接続口を見ることです。青色だったら、9割方『USB3.0』です。

■USB3.0

 

■USB2.0

ただ、これだと100点にはなりません。やんちゃなメーカーはUSB3.0なのに接続口を青色にしていなかったりすることがあります。

そのため、次にPCでデバイスマネージャーを開いてください(※Windowsキー+Xボタンを押して開く画面でデバイスマネージャーを選ぶ)。

開いた画面で『ユニバーサルシリアルバスコントローラー』を開きます。すると、次のようにUSB 3.0なり、表示されているはずです。

ここに、USB3.0~と書いていない場合は、残念だが紹介したキャプチャーボードは使えません。他のキャプチャーボードを検討した方がいいです。

ただ、USB2.0はそもそも、転送速度がUSB3.0よりかなり劣る(理論値で言うと、10分の1以下)ということを認識しておいてください。

タイプ 転送速度(理論値)
USB3.0 最大5Gbps
USB2.0 最大480Mbps

今後ゲーム機・ソフトのスペックが上がっていくことを考えればUSB2.0接続のキャプチャーボードはあまりおすすめできません。

ニンテンドースイッチの動画録画用キャプチャーボードのまとめ

今回はニンテンドースイッチの動画をYoutubeやニコニコ動画に投稿するためにゲーム画面を録画する方法について紹介しました。

どちらも2万円前後の値段がしますが、この夏はスプラトゥーン2やマリオオデッセイをはじめとする人気タイトルが出てくるので、発売後迅速に動画投稿すれば、その動画の収益で取り返すことも難しくはないと思います。

 

(参考)Youtubeの動画収益で2万円稼ぐのに必要な再生回数

約20万再生(Youtubeは1再生=約0.1円なので。ニコ動にも投稿すればもうちょい速く回収できるとは思います)

スプラトゥーン2などのゲーム動画の場合『発売後注目が集まっているうちにアップする』『迅速かつコンスタントに動画をアップする』ことが重要です。

なので、ゲーム実況をチャレンジしてみたいソフトがあるならお早めに。ほかのソフトに注目が移ってから動画をアップしても遅いので。

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