つい先日、普通のPS4からPS4Proに買い替えました。これまで「PS4Proよさげだけど、なにがいいかよくわからんし、買い替えないでいいや」と思っていました。
PS4Proは、PS4に比べて1万円くらい高いし、正直、買い替えるほどの魅力を感じていなかったからです。
でも、「ものは試し」とPS4Proに買い替えてみたところ、思っていた以上にゲームが快適になりました。そこでこの記事では、PS4Proに買い替えてみて感じたPS4Proの魅力を、普通のPS4と比較して語っていきます。
どっちがいい?PS4 Proと通常版PS4の違いを比較!~価格・画質・性能~
まずは、PS4 Proと通常版PS4の違いを比較表にして、一覧で紹介します。細かく見ていくときりがありませんが、大まかにイメージでつかんで頂ければと思います。
PS4Pro | PS4 | |
---|---|---|
画質 | 4K対応(2160p) ・4K対応はPS4版のみ! |
フルHD対応(1080p) |
映像表現強化 | 有り ・モンハンワールドなど、一部ソフト |
無し |
ブーストモード※ | 有り | 無し |
ロード時間 | 短い | PS4 Proより長い |
CPU性能 | 8コア・2.1GHz ・PS4より約3割↑ |
8コア・1.6GHz |
メモリ性能 | 8GB 218GB/s ・PS4より2割強↑ |
8GB 176GB/s |
GPU性能 | 4.20TFLOPS ・PS4の倍以上! |
1.84TFLOPS |
ストレージ | 1TB | 500GB/1TB |
配信画質 | 1080p/60fps ・Youtubeの最高画質で配信可能 |
720p/30fps |
消費電力 | 最大310W ・PS4の倍近いけど、実は数円の違い |
最大165W |
サイズ・重量 | 3.3kg 29.5×5.5×32.7cm |
2kg 26.5×3.9×28.8cm |
価格(税抜) | 44980円 ・PS4より1万円高い |
34980円(1TB) 29980円(500GB) |
※フレームレートを向上・安定させるモード
PS4Proはロード時間を短くしたい人・高画質を求める人・FPSガチ勢におすすめ
すごく簡単に言うと、PS4Proは、
- 4K対応TVじゃなくてもPS4Proのほうが映像品質はかなりイイ!
- ロード時間も短い!
- PS4よりフレームレートが安定している
- でも、少し高い&デカい
という特徴があります。
このため、
- 高画質×ぬるぬる動く状態で快適にゲームがしたい
- ロード時間待つのが嫌い!ストレスなく遊びたい
- 快適になるなら、少し高くてもいい
- FPSが好きだから遅延は少しでも少なくしたい
- ゲーム実況・配信もするかも
という人は、PS4Pro一択です。
マシンスペックのおかげで、画像がカクカクしにくくなるし、ロード時間もかなり短くなるので、4Kテレビを持っていなくても、その恩恵はかなり大きいです。
そのため、より快適に遊びたいなら、PS4Proが圧倒的におすすめです。正直、筆者ももっと早く買い替えておけばよかったと思っています。
通常版のPS4は、画質やロード時間の長さよりも価格が重要な人におすすめ!
でも逆に、
- 画質よりも値段が重要!1万円の差はデカい……
- ロード時間待つのもそんなに苦にならない
- ゲーム実況・配信とか、する予定なし!
という人は、PS4がおすすめです。
PS4Proよりは劣るとは言っても、通常版のPS4でも基本性能が十分に高いです(たとえば、ゲーム動画をカクつきなく動かせるかの指標『fps』は、ニンテンドースイッチが30fpsのソフトが多いのに対し、PS4は60fps対応のものが多い)。
だから、『通常版だとゲームプレイに支障がでる』ということは一切ありません。より快適に遊びたいならProのほうがいい、というだけで、通常版PS4でもストレスなく遊べます。
では、これから、PS4ProとPS4の違いを詳しく紹介していきます。
4KテレビじゃなくてもPS4 Proは快適!処理能力の違いが最大の魅力!
PS4Proというと、やはり4K画質が特徴として上げられることが多いです。でも、個人的にはPS4Proの1番の特徴は、4KよりもマシンパワーがPS4より圧倒的に高いことだと思います。
■【比較】PS4ProとPS4のマシンスペックの違い
PS4 Pro | PS4 | |
---|---|---|
CPU性能 | 8コア・2.1GHz ・PS4より約3割↑ |
8コア・1.6GHz |
メモリ性能 | 8GB 218GB/s ・PS4より2割強↑ |
8GB 176GB/s |
GPU性能 | 4.20TFLOPS ・PS4の倍以上! |
1.84TFLOPS |
この性能の高さのおかげで、画像処理の負担が激しいソフト(地球防衛軍5やモンハンワールドなど)でも動画がカクつかず、ぬるぬる動きます。
また、PS4Pro限定の機能である『ブーストモード』が使えることや4K画像が見れることもやはり大きなメリットです。
Fpsなどに便利。PS4Pro専用の『ブーストモード』を使えば、過去のソフトもより高画質に!
『ブーストモード』は、『通常版のPS4との性能差を活かし、PS4Pro発売以前にリリースされたソフトであっても、フレームレートを向上、安定化させる』というPS4Pro限定の機能です。
フレームレートが変化するゲームでは、フレームレートが向上し、固定となっているものでは、その安定化を図ります。
特に敵やオブジェクトがたくさん出てくる『無双シリーズ』や少しの遅延がネックにナルFPSなどで、恩恵が大きいです。なお、『ブーストモード』を使うと、普段よりPS4Proに負荷がかかるため、ファンの音が少しうるさくなります。ただ、使った体感としては、気になるほどの音ではありませんでした。
『PS4Pro ENHANCED』対応ソフトなら、映像が強化される
実は、PS4Proであれば、どんなソフトでも4K画像が見られるわけではありません。ソフト自体が『PS4Pro Enhanced』対応している必要があります。
※対応ソフトには、上の画像のような表示があります。まぁ、PS4Proより後にリリースされ、一般に『画像がきれい!』と言われているソフトはだいたい対応しているのですが……。
この『PS4Pro Enhanced』に対応しているソフトは、たとえば以下のようなものがあります。
- モンスターハンター ワールド
- PS4版 ワンダと巨像
- Horizon Zero Dawn
- GRAVITY DAZE 2
- 人食いの大鷲トリコ
- バイオハザード7 レジデント イービル
- FF15
4KテレビやPSVRを持っていて、これらのソフトを買う予定がある/買った人は、他の人よりもさらにPS4Proを買うメリットが大きくなります。
モンハンワールドなど、ソフト独自でPS4Pro限定の設定を用意しているものもある
PS4Proはマシンスペックが高いことを利用し、PS4Pro限定で設定できる項目を用意しているソフトもあります。
たとえば、モンハンワールドです。モンハンワールドでは、PS4Pro限定で、以下の3つの設定を選ぶことができます。
- 4K対応
:4K画像でプレイできる - フレームレート優先
:情報量が多くなってもぬるぬる動く状態を維持し、動きがカクつくのを防ぐ。 - グラフィック優先
:情報量が多くなっても解像度が高い状態を維持する(4Kテレビじゃなくても高画質でプレイしたい人向け)。
『自分の重視したい点に合わせて、優先すべき項目を設定できる』というのは、ゲームプレイのストレス軽減に大いに役立ちます。
『PS4Pro Enhanced』対応ソフトは、スーパーサンプリングモードを使えば4K以外のTVでも画質向上!
スーパーサンプリングモードとは、2018/3/8に追加された新機能です。
4K以外の解像度(2K,フルHD,HDなど)でも、『PS4Pro Enhanced』対応のソフトにおいて画質が向上します。
非4Kテレビのユーザーも、PS4Proへ切り替えることのメリットが増えた形です。
最大の魅力:PS4ProはPS4よりロード時間も短い!待つことが苦手な人におすすめ!
PS4Proは、そのマシンスペックのおかげで、通常版PS4よりもロード時間も短くなります。差があまりないソフトもあるが、モンハンワールドのような大容量のゲームでは、差が大きくなりがちです。
(参考)PS4ProとPS4のロード時間比較動画
この動画はかなり極端な例ではありますが、PS4ProとPS4で、ロード時間が30秒以上違います。待つのが苦手なら、PS4Proにしておいたほうが無難。ストレスをためないで済みます。
ゲーム実況・配信するなら、PS4ProとPS4の配信品質の違いに注目!
PS4は、本体のみで、ゲーム動画の録画・配信が可能です。ただ、PS4ProとPS4では、その配信できる動画の品質が異なります。
PS4Proは、1080p/60fpsの高画質配信に対応しています。一方PS4での動画配信は720p/30fpsまでの対応です。
ゲーム動画配信と言えば、Youtubeが一番有名ですが、2018年現在の最高品質が1080p/60fpsです。
有名実況者をはじめ、『モンハンワールド』や『ワンダと巨像』などの高画質ソフトを配信する人はだいたい1080p/60fpsで動画を配信していますので、ゲーム実況動画を配信する予定があるのなら、PS4Proにしておいたほうがいいです。
※PS4でもキャプチャーボードを使えば、1080p/60fpsの動画を録画・配信できる。
でも、1080p/60fpsに対応している高機能のキャプチャーボードは数万円するので、それならPS4Pro買っておいたほうがいいと思う。本体だけで配信できるから、楽だし。
■(参考)有名な高機能キャプチャーボードGC550
とはいえ、PS4Proは通常版と比較すると、高くてデカい…価格と大きさ重視ならPS4!
ここまで、「PS4Proいいよ!」と伝えてきましたが、デメリットも伝えておかないとフェアじゃないので、デメリットも伝えておきます。
■【比較】PS4ProとPS4の価格とサイズの違い
PS4Pro | PS4 | |
---|---|---|
サイズ・重量 | 3.3kg 29.5×5.5×32.7cm |
2kg 26.5×3.9×28.8cm |
価格(税抜) | 44980円 ・PS4より1万円高い |
34980円(1TB) 29980円(500GB) |
表の通り、PS4Proは、PS4より大きいし、少し高いです。
- 画像にそれほどこだわりなし!
- ロード時間も待てる!
- ゲーム実況・配信もする予定はない!
という方は、PS4のほうがいいと思います。
ストレスなくゲームを楽しみたいなら、PS4Pro!違いは意外と大きいので
今回、実際にPS4Proに買い替えてみて、「思ってたより違いが大きかった!」「ゲームが、より快適になった!」と感じたので、PS4ProとPS4の違いをまとめてみました。
繰り返しになりますが『画質や快適さより、価格が大事!』というかたには、PS4Proは向かないと思います。
でも、『せっかくゲームをするなら、少しでも快適に、ストレスを感じず遊びたい!よりゲームの世界に没入したい!』というかたは、PS4Proをおススメします。
想像していたよりも、通常版との違いは大きかったです。
※1/6までの期間限定で、PS4、PS4Pro本体を買うとダウンロードソフト2本が付属(スパイダーマン、ワンダと巨像など21作品から選べます)。値段は本体価格のみの据置きなので、かなりお得です。
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(参考)PS4ProはSSD換装対応なので、あとから更なる高速化も可能
PS4Proは内蔵されている記憶装置をHDDからSSDに換装することで、読み込み速度がさらに速くなります。
PS4Pro|換装できるHDD/SSDの条件と注意点
■容量160GB以上。
■大きさ2.5インチ/厚さ9.5mm以下
→大容量のものは大きさ3.5インチのものがあるので注意
※参考:PS4公式サポートの「内蔵HDDについて」
換装できるSSD例
商品名 | 価格帯 | 読込速度 (MB/s) |
書込速度 (MB/s) |
|
---|---|---|---|---|
PX-512S3C [512GB] |
2万円前後 | 550 | 520 | |
TS512GSSD370S [512GB] |
2万円前後 | 570 | 470 | |
MZ-75E500B/IT [500GB] |
1万5千円前後 | 540 | 520 | |
MZ-75E1T0B/IT [1TB] |
3万円前後 | 540 | 520 |
最初からSSD換装を考える必要はありませんが、PS4Proは、こちらを買ってそれでもなお「やっぱりまだ遅いなぁ…」と感じたときに、さらなる高速化を図れます。
※PS4/PS4Proを安く買いたい方は、以下記事もどうぞ。
コメント
>これはSSD換装できない通常のPS4
PS4もSSD換装できますね
私はPS4、PS4proの両方でHDDをSSDに換装しました
ご指摘ありがとうございます!
すみません、自分がやっていなかっただけみたいですね…。
大変失礼しました。『PS4ではできない』という言葉、削除しました。
ニンテンドースイッチの倍と言ってもニンテンドースイッチも60fps出せるので1倍なのでは?
たしかに最近、スイッチでも60fpsのソフトが出てくるようになりましたね。
表現を修正しておきました。