Amazonの会員サービス、Amazonプライム(アマゾンプライム)。年会費はかかるものの、動画や音楽が見放題だったり送料が無料になったりするかなりおいしいサービスです。
ただ、このAmazonプライムについてネットで調べると『デメリットはありません!』『誰でも年会費のもとは取れるおすすめサービスです!』的な記述をちょくちょく見かけます。
そんなわけがありません。デメリットはあるし合わない人もいます。もうちょっと本音でダメなところも暴露しましょう。それでこそ個人サイトの意味があるじゃないでしょうか。こんなことを思ったので、その気持ちをぶつけてAmazonプライムの特徴やメリットデメリットを本音で紹介します。
なお、この記事はしっかりデメリットも書くのでAmazonプライムに対して厳しい部分もある記事になりますが、私は基本Amazonプライムはいいサービスだと思っています。
ただ、誰にでも合うサービスではなく、得になる人を選ぶサービスではあると思う次第です。
Amazonプライム(アマゾンプライム)の会員特典・特徴7つ
それではまず『Amazonプライムってそもそもどんなサービスなのか』ということでその特徴を7つ紹介します。
Amazonプライムの特徴7つ
- 年会費・月会費がかかる
- プライム会員限定セールや先行参加できるセールあり
- 動画配信サービス『プライムビデオ』が利用可能
- 音楽聞き放題の『Prime Music(プライムミュージック)』が利用可能
- kindle(キンドル)の本が月1冊無料
- 少額注文でも送料無料
- お急ぎ便・お届け日指定便も送料無料
※筆者は電化製品やニンテンドースイッチ・PS4のソフトなどの購入をメインとしてAmazonを使っています。このため食材宅配サービスの『Amazonフレッシュ』などは興味がないので割愛します。
『Amazonフレッシュ』などについても詳しく知りたい方は直接公式サイトでサービス内容をご確認どうぞ。
▼Amazonプライム公式サイト▼
Amazonプライムは年会費・月会費がかかる
まずは大前提。Amazonプライムは有料会員サービスです。費用がいります。会費の支払いパターンは次の2つです。
- 年会費:3900円(1ヶ月325円)
- 月会費:400円
年ごとに支払うほうが月ごと75円=年900円割引になります。ただ、計約の途中で解約した場合も解約時に月割りはされず、Amazonの仕組みで計算(※)されます。
Amazonプライムは初月無料なので、その間に試して「このサービスなら、まず1年は使うと思う!」と感じたなら年契約にすればいいし、「1年は使わないかも。途中解約するかも」と思うなら月ごとの契約にするといいと思います。
※どれだけ利用したかによって返金額が変わる模様。まったくプライム会員の特典を使っていない場合は全額返金だが、これだけ使うとこれだけ返金、と明記されていない。
Amazonプライム会員限定セールや先行参加できるセールあり
Amazonでは定期的にタイムセールを行っています。そしてその中にはプライム会員限定で行われるセールもあります。
たとえば、会員限定セールでもっとも有名なのが年に一度の『PrimeDay(プライムデー)』。今年2017年の『PrimeDay(プライムデー)』では現在再販待ちとなっているニンテンドースイッチも発売されました。
また、プライム会員限定ではない通常のタイムセールでも、30分早くセールに参加することができます。人気商品・お得な商品はその先行販売の30分で売り切れるので、このメリットはかなり大きいです。
動画配信サービス『Primeビデオ(プライムビデオ)』が利用可能
Amazonプライムに加入していると、Amazonの動画配信サービス『Primeビデオ(プライムビデオ)』で映画やドラマ・アニメが無料視聴できるようになります。
Primeビデオ(プライムビデオ)で見れる作品例
- アニメ:ポケモン・鋼の錬金術師・ガンダムUC・化物語
- 映画:真夏の方程式・ライアーゲーム・ブラッド・ダイヤモンド
- ドラマ:SPEC・JIN-仁-・プリズン・ブレイク
※2017/8/28時点のもの。
さすがに作品数はdTVなどの動画配信サービスには叶わないが、数ある特典の1つとして考えるとかなりお得なサービスです。
特にアニメ(アニメ原作のドラマ・映画含む)は全体の作品数の割に数が多く、他の動画配信サービスと比べても強い印象があります。
【ほかの動画配信サービスとの作品数・会費比較】
サービス名 | 会費 | 作品数 |
---|---|---|
プライムビデオ | 325円 | 約2万 |
dTV | 525円 | 約12万 |
Hulu | 933円 | 約12万 |
U-NEXT | 1990円 | 約3万 |
※2017年1月時点
音楽聞き放題の『Prime Music(プライムミュージック)』が利用可能
Amazonプライムに入会すると音楽聞き放題の『Prime Music(プライムミュージック)』も使えます。100万曲以上提供されておりボリュームも十分あるサービスですが、こちらもAmazonプライムビデオ同様、追加料金なしで利用できます。
プライム会員ならkindle(キンドル)の本が月1冊無料
Amazonの電子書籍用タブレット『kindle(キンドル)』で見られる電子書籍も月1冊無料です。この無料になる本のラインナップの中には1000円を超えるものもざらにあるので、『kindle(キンドル)』を利用している人なら簡単に年会費のもとが取れると思います。
というか、『kindle(キンドル)』買うならプライム会員になっていないと間違いなく損です。
Amazonプライムに加入していれば少額注文でも送料無料
Amazonの商品送料は2000円以下の少額注文であれば通常は350円の配送料がかかります。でも、Amazonプライム会員の場合は注文金額が2000円以下でも無料です。Amazonで小物・日用品をこまめに買う人にメリットの大きい特典だと思います。
Amazonプライム会員ならお急ぎ便・お届け日指定便も送料無料
Amazonプライム会員になると通常配送料だけではなく、次の配送オプションを選択した場合の配送料も無料になります。
【Amazonの配送オプションと配送料】
配送オプション | 配送料 |
---|---|
お急ぎ便 | 360円 |
当日お急ぎ便 | 514円 |
お届け日時指定便 | 360円 |
早く届けて欲しいせっかちな人や、仕事で受け取れないので日時指定したい人向けの特典です。
Amazonプライム会員のデメリット・注意すべき点5つ
次に、Amazonプライムに実際に加入して感じたデメリットを4つ紹介します。
Amazonプライムのデメリット・注意点
- プライム会員への特別割引はない
- 無料期間終了後、契約が自動更新される
- 電子書籍無料レンタルサービスは『kindle(キンドル)』購入が必要
- 2000円以上注文すればプライム会員以外も送料無料
- ぶっちゃけPrimeビデオが使いにくい
デメリット1:Amazonプライム会員限定の割引はない
Amazonプライム会員になっても商品代金が割引になると言うことはありません。また、ポイントなどが増えるわけではありません。年会費が有料であるにも関わらず代金割引もポイント付与もありません。
会員限定セールはあるので、それを利用することで商品購入価格を抑えることができますが、通常の買い物では商品価格は変わらないというのは注意しておきましょう。
デメリット2:Amazonプライムでは、無料期間が終わると契約が自動更新される
Amazonプライムは加入当初1ヶ月の会費は無料です。このため、まずはお試しでAmazonプライムに加入する人は一定数いると思います。かくいう私もそうやってかつて加入しました。
でもここにトラップがあります。Amazonプライムでは1ヶ月間の無料期間が終了すると、自動で有料のAmazonプライム会員へと更新されてしまいます。『無料だし』と試しに加入してみてから放置していると、いつの間にか会費が発生しているというわけです。
どっかの携帯会社か!
このいやらしい契約方法は、Amazonプライムを試す上での注意しておきたいデメリットなので利用検討しているなら覚えておいて下さい。
デメリット3:電子書籍無料レンタルサービスはkindle(キンドル)購入が必要
特徴のところで紹介したように、Amazonプライムでは月1冊まで電子書籍が無料です。ただ、この電子書籍を読むにはKindle(キンドル)端末が必要です。
Kindle(キンドル)端末以外のタブレットでは、この電子書籍レンタル特典が活用できないので注意です。
※Kindle(キンドル)端末を購入する予定があるならAmazonのタイムセールを狙うのがオススメです。数千円単位で割引になっていることがよくあります。
デメリット4:2000円以上注文すればAmazonプライム会員以外も送料無料
Amazonプライムでは2000円以下の少額注文でも送料が無料になります。でも、裏を返せば2000円以上の注文をすればプライム会員じゃなくても送料無料となります。
私のようにゲームソフトや電化製品の購入をメインでAmazonを使う場合、購入価格が2000円を下回ることはほとんどありません。
送料が無料になるという特典も、少額注文をあまりしない場合は意味がないので注意してください。
※仮にAmazonプライムの年会費(月325円・年3900円)を送料無料特典だけでもとを取るなら、2000円以下の注文を月1回はする必要がある。
デメリット5:プライムビデオが使いにくい。
筆者は動画配信サービスの大手の1つ、dTVも契約しています。
その体験から言うと、Primeビデオはあくまでも『Amazonプライム』の中の特典の1つなので、専門の動画配信サービスに比べるとだいぶ作品数が劣ります。正直、dTVとか使ってから加入すると「すくなっ!」と感じるかと思います。
そしてもう1つ不満を言うと、Primeビデオで動画を検索すると、『レンタル=有料の動画』と『無料の動画』が同じように検索画面に出てきます。
これがめっちゃ不便です。
「お、これ見よう!」と思っても有料だったりすると中々テンション下がります。絞り込めばいいんだけど、そもそもその絞り込み機能も使いにくいです。
Primeビデオは、いくつもある特典の1つとしてはいいけど、これ単体を目的にしてAmazonプライムに入会するほどのものではないと思います。
Amazonプライムのデメリットまとめ
ここまでで、Amazonプライムのデメリットについて紹介しました。
Amazonプライムのデメリット・注意点
- プライム会員への特別割引はない
- 無料期間終了後、契約が自動更新される
- 電子書籍無料レンタルサービスは『kindle(キンドル)』購入が必要
- 2000円以上注文すればプライム会員以外も送料無料
- Primeビデオが使いにくい
個人的に一番大きいデメリットは普段の買い物で割引がきくわけではないので、Amazonをよく使う=プライム会員になるべき!ということにはなりません。
Amazonプライムの特典のメリットを把握して、そのメリットに年会費・月会費以上の魅力を感じたときにはじめて会員になればいいと思います。
では、Amazonプライムを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
Amazonプライムのメリット・お得な点~タイムセールと動画・音楽・電子書籍~
Amazonプライムを利用して感じたメリットを3つ紹介します。
Amazonプライムのメリット・お得な点
- 期間限定セールがお得
- 動画・音楽配信サービスが激安
- 電子書籍を利用するなら簡単にもとが取れる
メリット1:Prime Day(プライムデー)などの期間限定セールがお得
Amazonは定期的にタイムセールを行っています。そして先ほど紹介したように、Amazonプライム会員になると、このタイムセールにおいて2つのメリットがあります。
- プライム会員限定のタイムセールに参加できる
- 通常のタイムセールでも一般の人の30分前からセールに参加できる
特にプライム会員限定のセールでは、普段は品薄で入手できない人気商品(たとえば今ならニンテンドースイッチやPSVRなど)も出品されます。
さらに、電化製品・キンドル関連商品はよくセールの目玉に据えられて、数千円の値引きが実施される。かなりお得だと思います。
このため、私のように争いの激しいゲームや電化製品をよく購入する人にとってはこのセールにおけるAmazonプライム会員のメリットは非常に大きいです。
メリット2:動画・音楽配信のプライムビデオ・ミュージックが激安
Amazonプライムに加入するだけで、動画配信サービスの『プライムビデオ』や音楽聞き放題の配信サービス『Prime Music(プライムミュージック)』が使えます。
普通、動画・音楽配信サービスはそれぞれで500円~程度/月の値段がかかります。それがAmazonプライムでは合わせて300円ちょっとしかかかりません。
作品数・曲数はさすがにそれ専用のものに比べると少ないものの、『ちょっとだけ』『たまに』利用するという使い方なら、他のサービスを寄せ付けない値段だと思います。
【ほかの動画配信サービスとの作品数・会費比較】
サービス名 | 会費 | 作品数 |
---|---|---|
プライムビデオ | 325円 | 約2万 |
dTV | 525円 | 約12万 |
Hulu | 933円 | 約12万 |
U-NEXT | 1990円 | 約3万 |
※2017年1月時点
【ほかの音楽配信サービスとの曲数・会費比較】
サービス名 | 会費 | 作品数 |
---|---|---|
プライムビデオ | 325円 | 約100万曲 |
LINE MUSIC | 500~980円 | 約2500万曲 |
Apple Music | 480円~1480円 | 約3000万曲 |
Google Play Music | 980円~1480円 | 約3500万曲 |
※2017年8月時点
メリット3:電子書籍・キンドルを使うなら簡単にもとが取れる
Amazonプライム会員になると毎月1冊、キンドル端末を利用して無料で電子書籍を読むことができます。この無料で読める電子書籍は、普通に購入すると1000円を超える本も多数含まれます。
このためキンドルで電子書籍を読むなら、Amazonプライム会員の会費(約300円/月)は簡単にもとが取れます。またキンドルのタブレットもメリット1で紹介したようにセールで割引になりやすい商品なので、こちらの購入にもAmazonプライムはお得です。
Amazonプライムのメリット・デメリットまとめ
この記事では、私が感じたAmazonプライムのメリットデメリットを紹介しました。
デメリット・注意点
- プライム会員への特別割引はない
- 無料期間終了後、契約が自動更新される
- 電子書籍無料レンタルサービスは『kindle(キンドル)』購入が必要
- 2000円以上注文すればプライム会員以外も送料無料
- プライムビデオがぶっちゃけ使いにくい
メリット・お得な点
- 期間限定セールをお得に利用しやすい
- 動画・音楽配信サービスが激安
- 電子書籍を利用するなら簡単にもとが取れる
ご紹介したデメリットよりも、会員になって得られるメリットが大きいと判断した場合はプライム会員になってみてはいかがでしょうか?無料で1ヶ月試してみて、気に入らなければすぐに辞めれます。
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